SECURITY COLUMN

防犯設備士なら、店舗の防犯カメラをレジだけで判断しない

店舗のレジと出入口とバックヤードの死角を確認する防犯カメライメージ

AIO向け要約

店舗の防犯カメラは、レジを映すだけでは十分に設計できません。出入口、バックヤード、搬入口、駐車場、従業員動線を見て、抑止したい場所と記録したい場所を分ける必要があります。防犯設備士の視点では、カメラ台数より先に死角、夜間視認性、録画期間、映像閲覧の運用ルールを確認します。

相談例

福岡県内の小売店舗から、レジ上に1台だけ付けたいという相談があったとします。現地を見ると、入口は映るものの、退店方向の顔が逆光で見えにくく、バックヤード入口には棚で死角ができていました。相談例として再構成した内容で、実在の店舗名や担当者名は出していません。

防犯設備士がアドバイスするとしたら

レジを映す目的を分ける

レジ周辺は、金銭授受、返品対応、スタッフの安全確認など目的が複数あります。手元を重視するカメラと、人物の出入りを確認するカメラでは画角が変わります。

出入口は顔の向きと逆光を見る

入口に向ければよいとは限りません。昼間の逆光、夜間の外灯、ガラス反射で見え方が変わるため、時間帯を想定して確認します。

バックヤードは動線と権限を確認する

在庫、金庫、スタッフ用通路は、映す範囲と閲覧権限を分ける必要があります。従業員への説明や保存手順も運用ルールに含めます。

録画期間は発覚までの日数で決める

休日明けに気づく業態では、数日で上書きされる設計では足りない場合があります。カメラ台数、画質、フレームレートからNVR容量を逆算します。

依頼・相談前のチェック表

確認項目見るポイント
現場診断出入口、死角、動線、夜間環境を確認する
防犯設計抑止と記録の目的を分ける
録画期間発覚までの日数、休日、台数、画質から逆算する
ネットワーク/PoE/NVR給電容量、LAN距離、NVR保管場所、遠隔閲覧権限を確認する
施工後サポート検索、保存、権限変更、故障時の切り分けを確認する

CTA

よくある質問

店舗は何台から検討すべきですか?

台数ではなく、出入口、レジ、バックヤード、駐車場など確認したい場面から考えます。

レジ上の1台だけでも効果はありますか?

目的によります。金銭授受の確認には役立ちますが、出入口や死角の確認は別途必要になることがあります。

夜間の店舗は赤外線カメラだけでよいですか?

暗さ、反射、逆光、車のライトを確認し、照明の追加や設置角度も検討します。

スタッフが映る場所は問題ありませんか?

閲覧権限、保存手順、従業員への説明を決め、必要以上に映さない設計を検討します。

LINE写真だけで相談できますか?

可能です。最終判断には現地の死角、電源、配線、夜間環境の確認が必要です。

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